安全・安心の信州牛

安心シールシステム

「安心シール事業」の開始

平成13年9月の日本国内初のBSE(通称、狂牛病。牛海綿状脳症)発生を契機に、消費者の食の安全性に対する関心が一挙に高まり、いわゆるトレーサビリティー(traceability:農産物、加工食品などの生産から流通に至る一連の足取り(履歴)を追跡できる仕組み)の確立が求められるようになりました。そこで、平成13年11月から長野県内の生産者団体や消費者団体、食肉流通販売業者などで組織する長野県食肉消費対策協議が長野県の支援を受け、「安心シール事業」(県産牛肉生産情報表示販売システム確立事業)を開始しました。
この事業は、牛肉に対する消費者の信頼確保と県産牛肉の消費拡大を図ることを目的に、単に「食肉検査済」だけでなく、長野県産牛肉の正確な情報を消費者に提供する仕組みで、小売店などで売っている牛肉パックに牛一頭毎の「安心シール」が貼られ、そのシールに印字されている「個体識別番号」と、店頭に掲示される「履歴書」で、牛肉の生産者などが分かるシステムです。 また、「安心シール」の貼られている牛肉が、本当に「履歴書」の肉かどうかを確認するために、消費者や長野県にご協力頂き、全国に先駆けて「DNA検査」による検証システムを取り入れました。
「りんご和牛信州牛」と、その生産販売を担う信州牛生産販売協議会は、元来、安全でおいしい牛肉づくりを目指して産まれました。ですから、このような仕組みが確立されたことによって、より一層「りんご和牛信州牛」の品質の確かさを証明することが出来るようになりました。

安心シールの見方

牛肉パックに貼ってある「安心シール」にはこんな意味があります。